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体験に基づいたSM(ソフト)の官能小説と雑記
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可奈の荒い呼吸が徐々に収まるにつれ、室内には再び静寂が訪れた。

互いに何も言わず、ただ時が流れた。

可奈は椅子にかけたまま頭を垂れ、こちらを見ないでいる。

呼吸音が聞こえなくなっても、両肩が大きくゆったりと上下し、余韻に浸るような様子で手と首を伸ばし、体を弛緩させていた。

あまりに静かなので、可奈が眠ってしまったようにも見えた。

突然、可奈が勢いよく体を起こした。

「何よ、私ばっかり恥ずかしい思いさせて!」

可奈は頬を高潮させたまま口を尖らせ、椅子から立った。

「こっち来て!!」

そう言いながら可奈は私の腕を引っ張り、巻き込みながらベッドに倒れこむと馬乗りになった。

「おいおい」

制止しようとする私の言うことなど聞かず、可奈は私の股間に手を当てる。

「何よ、気取ってたくせに、反応してるじゃない」

可奈は一瞬、ほっとした顔を見せた後、今度は勝ち誇った表情で私を見下ろした。

「それはそうだろ、男なんだから」

私が返事をする間に、可奈は早くもズボンのチャックを開け、もぞもぞと手を入れてペニスを取り出した。

「おい、可奈」

人前で自慰をしたのがよほど恥ずかしかったのか、可奈は何かを振り切るように硬くなったペニスを咥え、激しくしごき始めた。

ヂュブヂュブ

顎を上下に動かし、可奈はペニスを強く吸う。

ときおり挑戦的な目でこちらの反応を伺いながらしごいていたが、私がたいして感じていないと思ったのか、益々、むきになってフェラを続ける。

唾液と吸引のいやらしい音が部屋に響いていた。

快楽に溺れるというより、可奈の子どもっぽい仕草に愛らしさを感じながら、私は彼女を眺めていた。

ジュッブ、チュパッチュッパ

可奈は焦ったように手も使い、口と手とで私を激しく攻め続けた。

「そんなんじゃ、イカないよ」

私は両手を頭の後ろに回し、可奈を見下ろして言った。

「んんっ…」

可奈はペニスから口を離し、何かを言おうとしたが、再び咥え、今度は激しさの中にねっとりとした色を混ぜながら続けた。

鬼頭周りをチロチロと嘗め回したり、舌全体でペニスを包み込むようにし、器用に動かしながら顎を上下に動かす。さらに追い討ちをかけるように手で刺激をする。

何としても私をイカせようとしているようだった。

よほど独りでイッたのが恥ずかしかったように見える。

「可奈のイキ顔、カワイかったなァ」

そんな可奈の羞恥を煽るように、私が意地悪く笑って言うと、可奈は口を止め、顔を真っ赤にして私を睨み付けた。

私は続けて言う。

「唇が半開きになって、体なんかビクンビクンって痙攣しちゃってたなァ――」

可奈はペニスから口を離し、何かを言おうと口をパクパクと開けたものの、何も言い返せず、耳まで赤くなりながら悔しそうに口を曲げた。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト


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