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体験に基づいたSM(ソフト)の官能小説と雑記
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可奈は自分の世界に浸っていたが、やがて満足したように私を見た。

「ブラを取って」

私がそう言うと、躊躇うことなく両手を後ろに回してブラジャーを取った。小ぶりだが形の整ったバストが露になる。

しかし胸を晒した途端、緊張か、それとも羞恥からか、可奈の表情が少し強張った。可奈は私の視線の先を気にしながら、ブラジャーを手に持ったまま迷いを見せた。

「そこに置いて」

服と同じように重ねるよう伝えると、可奈は言われるままブラを置いた。そしてどこか不安げな表情で私を見る。

「それでいい」

私はそう言って立ち上がり、椅子に掛かっていた彼女の服を少し離れた場所にあるソファーに置いた。空になった椅子を私が座っていた椅子の目の前に移動させた。

「ここ、座って」

「…う、うん」

可奈が部屋に入ってから初めて声を出した。

私が何を求めているのか分からないのか、それとも胸を露出した事によって、どこか夢から覚めたような心境になったのか、彼女の表情からだけでは分かりかねた。

職場の同僚とは言え、私たちはプライベートの付き合いを一切したことがない。互いの心理など分かるはずもなかった。

彼女が座ると、私は彼女の目を見ず、わざと胸だけを見つめた。

「綺麗だ」

胸から目を離さずに言うと、可奈は少しだけ身をすぼめた。そのまま可奈の顔に視線を移すと、顔の緊張が解け、照れたような笑みを浮かべていた。

可奈の表情を見て、彼女の心境を感じた。胸を晒して緊張したのではなく、自分の体がどう受け止められたのか不安になったのだと。

「可奈」

名前を呼ぶと、可奈は目を見開いた。これまで、可奈の事は「お前」か、苗字でしか呼んでいなかったので、急に名前で呼ばれて驚いた様子だった。

「…はい」

可奈はかしこまったように小声で答えた。

「可奈、ちゃんと姿勢を正して、俺にお前の胸を良く見せて」

「はい…」

可奈は照れながらも背を正して胸を張った。小ぶりの乳房の上にちょこんとついた乳首が硬く勃起し、かすかに上を向いている。


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